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シロアセビ去年、約40年ぶりに首都圏から栃尾にUターンしてきた友人。耕作放棄されていた山の田んぼを使い、今年から稲作りをしようと計画中です。

「面積は広くないから機械は要らないと思う。機械に金をかけていたら経済的にもまったく見合わない。田植えも稲刈りも人間の手でやりたい」という考え。

ところが、それを人に話すと「手でなんてやれない」とか「手でやるにしても脱穀などの道具はどうする」など、否定的な声が圧倒的に多いとのこと。弱気になったふうの声で先ごろ電話がありました。
ひと昔前140それで思い出したのが、その数日前に東京で買って読み終わったばかりの本、『楽しいぞ! ひと昔前の暮らしかた』(新田穂高著・岩波ジュニア新書)。彼のような人にとって凄く参考になるものだと直感しました。

少し長くなりますが、畦塗りと田植えの部分を,抜粋でご紹介しましょう。

「ぼくは農家に生まれたわけでもないし、農業を勉強したわけでもない。大好きだったのは自転車だ」「季節ごと、息をするように変化する山里の風景を感じて、ぼくはなぜかホッとするのだった」

「やがてぼくは気付きはじめた。ホッとする郷愁の本質は、田をうない、畑を耕して風景をつくってきた人の暮らしにあるのだと」

「ぼくはいま茨城の里に暮らし、田んぼの泥の中に立って畦を塗っている」

「風景を眺めるだけでなく、風景をつくる、いや、風景そのものになってみたいという願望が、じつは趣味のサイクリングが高じた結果なのかもしれない」

「いま、わが家のまわりでの田んぼでは、田植えは機械がするもの。働いているのはシートに座って田植機を運転する人1人とトラックで苗を運ぶ人1、2人、あわせてせいぜい3人でしかない」

「ぼくの場合は家族で手入れする田んぼと、仲間とつくる田んぼがあって、どちらも手だけで植えている。自分たちで食べるだけを穫るわずかな田んぼのために機械を用意するのは面倒だし、一年に一度くらいは腰をかがめて少しだけがんばるのも悪くない」

「仲間とつくる田んぼの田植えには20人もの人が集まる」

「大人数の田植えは間違いなくひとつのイベントである」

「隣の田んぼはゴールデンウィーク明けに田植えを終え、5月下旬になれば苗はしっかり根付いて緑の葉を増やしはじめている。ぼくたちの田植えはその頃だ。手で植えるには大きく育てた苗のほうが扱いやすいし、半月遅いとそのぶん草取りの回数も減る」


新書214ページ。小規模農業に少しでも興味があったら、ぜひ読んでみてください。自信を持ってお勧めできる本です。
2007.04.17 / Top↑
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